ついに、ついにHDMIが出ます。しかも、モジュールも不要です!!
先日発売されたDJI Osmo Action 5 Pro。( OA5 Pro と巷では呼ばれることも。 )
完成度の高さから発売時から非常に人気が高く、一時は入荷待ちにもなった製品です。
20m防水 / 約4時間持つバッテリー / USB PDでの給電対応 / 13.5ストップのダイナミックレンジ
に加え、優れた発熱耐性を持つため、収録に対する信頼性が高く、最近はじわじわと収録の現場でもお使いいただいています。
そう、"収録"では。
配信の現場においては、UVCにて出力が出来たものの、あくまでPCなどとの運用が前提となっており、
DJIのアクションカメラシリーズの明確な弱点となっていました。
それが今回、なんと、「アップデートにてType-CからのHDMI出力に対応」いたしました!!
これで配信でもぐっとお使いいただきやすくなったのではないでしょうか!
対象のバージョンはV01.02.0330。
Mimoアプリよりアップデート可能です。
表記はType-C - DisplayPortケーブルのみ対応となっておりますが、早速弊社内でType-C - HDMIケーブルでの検証を試みました。
用意したのはこちら。
ラトックシステム社の「 RS-UCHD4K60 」シリーズです。
こちらのケーブル、ただのHDMIケーブルではありません。
普通にHDMIケーブルとしても使えますが、
なんと中間のコネクタで「PD 3.0」に対応し、4K 60Hzでの出力に対応する優れもの。
これが使えれば、「小型カメラを給電しながら4Kで運用」出来ることになります。
いざ検証です。
……映っています!!!!
これはすごい。
そしてType-Cケーブルをさすと……
給電しながら使えています!!!!
ちょっと感動です。これで配信するのお客様にもおすすめ……いや、まだ早い。
配信に重要なことを忘れてはいけません。
それは……熱暴走です。
どれだけカタログ上の仕様が優れていても、熱暴走をしてしまうとどうにもなりません。
ということで、弊社内にて検証続行。
4KでのHDMI出力中はFullHDでの同時収録が可能なので、同時収録も回しながら、長時間運用してみました。
大丈夫そうです!
さすがに熱は持ちますが、4Kで出力し、Full HDで同時収録し、机にベタ置きし、更には給電までしましたが、HDMI出力をしながら100分以上の内部収録に耐えました。
このあたりで内蔵メモリの残量が少なくなったため、以降は内部収録をやめ、映像出力を続けましたが、4時間経っても熱暴走することはありませんでした。
録画される映像は16GBごとに分割して保存されますが、それぞれのファイルに特に異常はありませんでした。あくまで一回だけの検証とはなりますが、信頼性の高さを感じさせるには十分ではないでしょうか。
その他気になるポイントを箇条書きで。
①出力解像度 / 録画画質
4K 又は Full HDが選択可能。
4K出力時はFull HD収録、
Full HD出力時は4K収録が可能です。
②遅延
簡易的な計測でおよそ120~150msほどでした。
これは4K / Full HDともにほぼ変わらず。
遅延は少しあるため、入力の際はうまく同期が必要かと思われます。
③設定について
フレームレート / 画角以外はほとんど設定不可です。参考に動画を添付します。
このような形で出力中はほとんど設定が操作できず、解像度もケーブルの接続時しか選択できません。
予め設定したうえでケーブルをつないでいただく必要があります。
配信 / 収録時のカメラはこれで決まり!今ならケーブルもお買い得です。
アップデートで少しずつ改善されていたOsmo Action 5 Proでしたが、ここにきてさらに素晴らしいアップデートがありました。
現在、Osmo Action 5 Proは在庫潤沢ですので、ぜひお買い求めください。
現在キャンペーン中です!
また、本記事でご紹介したケーブルも、今ならセットでお得にお買い求めいただけます。
2mの給電可能なHDMIケーブルが、なんと1,210円(税込)。
もちろん単品販売もございます。この際にぜひご購入ください!