通常、無線LAN(Wi-Fi)などで使われる5GHz帯の電波は、法律によって屋外での使用が制限されています。 これは、同じ周波数帯を気象レーダーや航空レーダーも使用しているため、それらの重要な通信を妨害しないようにするためです。
しかし、DFS(Dynamic Frequency Selection / 動的周波数選択)を搭載した機器であれば、5GHz帯であっても日本国内の屋外で合法的に使用することが可能になります。映像伝送機器などを屋外で運用する際は、この「DFS機能」の搭載有無を必ずご確認ください。
DFS(Dynamic Frequency Selection / 動的周波数選択)とは
気象レーダーなどの電波を検知した際に、自動的に干渉しないチャンネルへ切り替える機能のことです。DFS機能付きの機器を屋外で使用する場合、法令に基づき以下の動作が発生しますが、これらは機器の故障ではなく正常な動作です。
- 起動時の待機時間(約60秒間)
電波を発信する前に、周囲にレーダー波がないかを確認することが法律で義務付けられています。そのため、電源を入れてから実際に映像が伝送されるまで、1分程度の待ち時間が発生します。 - レーダー検知時の通信中断
使用中にレーダー波を検知した場合、直ちに電波を停止し、別のチャンネルへ移動しますその際、一時的に映像が途切れることがあります。
屋外での撮影をスムーズに開始するために、現場に到着したらまず最初にシステムの電源を入れることをお勧めします。セッティングの間に1分間のスキャンを済ませておくことで、撮影開始時のタイムロスを防ぐことができます。