Zenmuse L3のデータを、DJI Terraにて解析を行う際、「精度の最適化」のみをオンにした状態では、
空中三角測量(画像間の位置関係を再計算する処理)は実行されません。
そのため、この設定では撮影時に記録された写真の元のPOSデータ(GNSS/IMU情報)をそのまま使用して点群を生成します。
POSデータは高精度ではありますが、画像間の細かな位置ずれ補正までは行われないため、RGBの貼り合わせ精度がわずかに低下する場合があります。
その結果、路面標示、輪郭が明瞭な地物、といった部分でRGB表示がややぼやけて見える現象が発生することがあります。
一方で、「点群平滑化」「2D/3D処理」のいずれかを有効にした場合は、空中三角測量が実行されます。
これにより、画像間の位置関係が再計算・補正され、RGBの位置合わせ精度が向上するため、輪郭が鮮明に表示されます。
・補足事項
通常の点群解析(測量用途)においては、RGB表示よりも標高カラーリングや反射強度表示による確認が主となるため、
必ずしもRGB表示の鮮明さが精度そのものを示すものではありません。
反射強度表示で鮮明に確認できている場合、点群自体の幾何精度に大きな問題がある可能性は低いと考えられます。
そのため、高精度なRGB表示が必要な場合、「点群平滑化」または「2D/3D処理」のいずれかを有効にして解析を実施することを推奨いたします。